岩手・県道162号線から国道46号線に繋がる名も無き道 その③・・30点の店、その名も「里の山食堂」。

県道もしくは名も無き道

里の山食堂。店主がいう。「オレの店、点数をつけると30点だって。あるお客が言っていた。(そういうこともあり)『まあ、(こんな店だけど)よくぞ、皆さん店に入って来てくださいました』と思うよ」。「お客さんが(臆せず入ってくれて)ありがたいと思うよ」。この店、志和古稲荷神社から500mほど滝沢に向かうと左手、中古トラック、荷台のジャンクが置いてある敷地内にある。

店から見た、名も無き道。店の前に中古トラック、その向こうに紫波の街並み、彼方に北上山地の山並み。良い感じだ。

「稲荷街道」と里山食堂の店主が答える。とろみがある「和風ラーメン」を僕が注文。作り終えカウンターの上の台にドンブリを置いたのを見計らい、僕は訊ねた。「前を走る道、なんていう名前ですか」と。こんな店。まあ、確かにそうだ。あったかい時期だとハエが店内で遊んでいる。カウンターも油でちょっぴりベトベトする。保健所営業許可証がちゃんと飾ってある(?)ので衛生的にはおそらく大丈夫(!?)。ネットで調べると初めてだと入りにくい店の特徴として①清潔感が無い店、②常連客しか入らない店、③値段がわからない、もしくは、高級そうな店、要するに店の様子外部からよくわからない…などがある。「里の山食堂」の場合、①と②が問題になるだろう。当然、パイオニア精神を持つ方が初めての客として訪れている。ネットでの評判、店主の人柄と味の良さで評価されている。店は5人も入らないような狭さ。加えて、清潔感皆無の店内、トイレ。そこで、発想を変え、キャンプ場に来てラーメン、定食を食べていると思えば最高な店!!。豚肉は、焼肉定食、トンカツ定食、肉鍋定食などでは『豚(トン)トロ』を使用。しかも、麺類は、麺のグラム数を希望で指定できる。130gの麺を使っているので半分65gでも対応可。小食の方は試してみるべきだろう。もちろん、アイキャッチ画像にある通り、焼き鳥もホルモン,ジンギスカンもある。

清潔感はない、というより不潔を感じるかもしれない。が、野菜の美味さ、肉の旨さは折り紙付き。店主の気配りと人柄が絶妙の隠し味。「爺さん、今日もガンバッテルな」と思い箸を進めたい。

「稲荷街道」。店主の説明によると、盛岡藩・南部家が稲荷神社に詣でる時に使っていた由緒正しい街道。県道の割には幅が広く、眺めよく、快適に作ってあると感じていたのはそのためか?。納得。

Z900RS SE イエローボールは、田舎道がよく似合う。

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