風を切り裂くZ(ゼット)の紋章、由来は、ザッパー。

Z900 RS SE etc.

カワサキ Z900RS SE Yellowball イエローボール(綽名:通り雨)。アイキャッチ画像。Z(ゼット)の紋章。所有する者だけが、見ることができる特別なZの紋章。

ヒップアップテールのゼット。田舎の風景がよく似合う。

カワサキ Z900RS SE Yellowball イエローボール(綽名:通り雨)。跨ってメーターを見る。ふと、タンクに引いてある黄色いラインの尖端を見たら気がついた。タンクにZ・ゼットのマークが入れてある事に。「おお!、凝った位置にゼットのマークを入れたものだ。いいね!」。上手い演出。ほかのカラーの900RSにも紋章を入れてあるだろけど。この特別なゼットのためにあえて書き込んだと思いたい。…でも、なんでカワサキZは、Zの一文字が頭になるのだろうか?。ネットで調べるとZapの名詞形のZAPPER(ザッパー)という英語から取ったようだ。カワサキは、バイク開発する過程で「世の中にどのようなバイクを製作して売り出していくのか」という開発、販売の骨組み、企画を考えた時、それを象徴する言葉として「さっと進む。衝撃」といった意味を含む英語の俗語のZAPPER(ザッパー)を採用したみたい。日本人には、「ザッパー」というとカッコよく響く、アルファベットの`Z´の文字がカッコイよく見える、映えるからこれから世に問うバイクの頭文字として採用したのだろうね。

Zを冠した初のバイク、72年に発売されたZ1は、DOHCを採用、排気量は900ccの4気筒、量産車としては最強最速のマシンとして輸出され世界で販売された。国内向けには73年に750RSを発売。Z2の型式名称から「ゼッツー」の愛称で親しまれた。ザッパーという名称は、Z1、Z2より76年登場のZ650で使われた。コンパクトな車体に650ccのエンジン、軽さを生かしたコーナリングで、ビッグマシンに迫る走りを見せたマニア好みなマシンだったらしい。ザッパー(鉄砲玉)のニックネームで親しまれたという。が、僕は一度も実物を見たことは無い。

2024/ 7/12 追加。SAN-EI MOOK Z50周年特別企画 THE PHILOSOPHY OF KAWASAKI ZAPPER それはオートバイの快感、カワサキ・ザッパー物語から引用させていただくと「`風を切って走る音´=`ZAP´から派生したコトバ。1960年代のアメリカにおいて、年々大きくなりつつあった4ストローク大型車市場で使われていたキーワードの一つで、要は信号から信号までを速く走る`すっ飛ばし車´を指して<ZAPPER>と呼ばれていた。軽くてパワーのあることも重要な条件。60年代のアメリカではTRIUMPHボンネビルやH-Dスポーツスターが`ZAPPER´の部類であった」とある。日本の他のメーカー、ホンダ、ヤマハ、スズキから遅れて米国に進出したカワサキ、アメリカ法人のAKMは、この`ZAPPER´の分野で他のメーカーを凌駕すべくバイクをアメリカ市場に投入。その一番初めの成功がマッハⅢであったのは面白い。そして、「ー`まだ見ぬ世界イチのザッパーを作る´を目標ー を、アメリカ法人のAKMと日本のカワサキの開発リーム皆が共有していた~」からこそゼット・Zが生み出されたと説明されている。

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