里の山食堂。店主がいう。「オレの店、点数をつけると30点だって。あるお客が言っていた。(そういうこともあり)『まあ、(こんな店だけど)よくぞ、皆さん店に入って来てくださいました』と思うよ。お客さんが(臆せず入ってくれて)ありがたいと思うよ」。この店、志和古稲荷神社のそば、国道46号線方面に向かった場合は、左手、中古トラック、荷台のジャンクが置いてある敷地内にある。
こんな店。まあ、確かにそうだ。あったかい日だとハエが店内で遊んでいる。カウンターは油でちょっぴりベトベトする。保健所営業許可証がちゃんと飾ってある(?)。ので衛生的にはおそらく大丈夫(!?)。ネットで調べると入りにくい店の特徴として①清潔感が無い店、②常連客しか入らない店、③値段がわからない、もしくは、高級そうな店、要するに店の様子外部からよくわからない…などがある。「里の山食堂」の場合、①と②が問題になるだろう。当然、初めて入店するにはパイオニア精神を発揮しなければいけない。ネットでは、店主の人柄と味の良さで評価されている。店は5人も入らないような狭さ。加えて、清潔感皆無の店内、トイレ。そこで、発想を変え、キャンプ場に来てラーメン、定食を食べていると思えば最高な店!!。豚肉は『豚(トン)トロ』を使用。麺類は、麺のグラム数を希望で指定できる。130gの麺を使っているので半分65gでも対応可。小食の方は試してみるべきだろう。もちろん、アイキャッチ画像にある通り、焼き鳥もホルモン,ジンギスカンもある。
清潔感はない、というより不潔を感じるかもしれない。が、野菜の美味さ、肉の旨さは折り紙付き。店主の気配りと人柄が絶妙の隠し味。「爺さん、今日もガンバッテルな」と思い箸を進めたい。
「前を走る道、なんていう名前ですか」。「稲荷街道」と里山食堂の店主が答える。「稲荷街道」。店主の説明によると、盛岡藩・南部家が稲荷神社に詣でる時に使っていた由緒正しい街道。県道の割には幅が広く、眺めよく、快適に作ってあると感じていたのはそのためか?。納得。
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