「そうだよ。バイクはちいさくてもいいから、持っていた方がいいよね。どうしても乗りたくなることがあるからさ」とS.S.Factryの佐々木さんもいう。KSRのタイヤ交換時、東京の店で購入時の経緯を話した時の会話。東京にいた頃、中型以上のバイクが欲しかったが、保管場所の問題があった。これまでの経験上、しっかりシートをかけ雨風はシャットアウトできてもシートの内側は蒸れ結露が生じ金属パーツが錆びる。手頃な料金の屋根付きの保管場所が見つからなかった。でも、経費のかかる大型バイクを血迷って購入しそう…なので、KSRを保険として購入。このサイズなら夜露をしのぐ駐車場があった。
カワサキ・2サイクル・KSRⅡ(80CC)・ライムグリーン・1993年購入。純正キー2本。整備手帳、カワサキ・セーフティ・ハンドブックあり。当時のKAZE・Member´sCard(脱会済み)もあり。フルノーマル。消耗品、オイルのドレインボルト以外、当時の部品(おそらく)。美品。走行・17000㎞。購入の際、黒色を希望したのだが、購入先の販売店の人が「ライムグリーンがいいです。下取りに出しても値段が高くなります」とライムグリーンを熱心に勧められた。「まあ、そこまで言うのだったら」というのでこの色に。ライムグリーンで正解だった。以外に飽きない色。磨きやすい。黒は、乗っているとその色に飽きるし磨くと小傷が付きやすい。そうして、「今に見てろ」と思いコツコツと大型バイクのための資金を貯めた。たまにバイクに跨(またが)りたい時はKSRがあった。30年もお金を貯めると結構な金額になる。そして、運命の2022年12月。カワサキ Z900RS SE Yellowball イエローボール(綽名:ラッキーボール Luckyball)の抽選で女神がほほ笑んだ。
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