岩手・県道266号線 その①・・かつては国道46号線だった。

県道もしくは名も無き道

県道266号線。国道46号線を右折して国見温泉を目指す県道。6.4㌔ほど登ると開かずのゲートがありこの先は通年で通行不可。カーブの多い山岳登山を思わせる見通しの悪いワインディングコース(?)。カワサキ Z900RS SE Yellowball イエローボール(綽名:通り雨)は200㌔の巨体。車体を倒す、起こすを繰り返し登る。走っているとその内に`その気´になってしまう。何の気なんだろう?。

五月初旬、新緑の国見温泉、石塚旅館。空が近く感じる。

266号線。ウィキペディア(Wikipedia)によると総延長:7.3km。起点:岩手郡雫石町橋場字龍川山・国見温泉森山荘前。終点:岩手郡雫石町橋場字荒沢(国道46号交点)。冬季閉鎖区間:全線。国見温泉に向かう県道266号線は旧46号線から移管された道。国道46号線から県道266号線に入り、しばらく走るとゲートに突き当たる。ゲートの先は旧国道46号線だが通行はできない。右手の急坂のヘヤピンカーブを登り1㌔ほど走ると国見温泉に辿り着く。旧国道46号線は、開かずのゲートを通過して、仙岩峠のヒヤ潟(注)を越して秋田佐保内に抜ける道だった。でもこの国道、曲がりくねったヘヤピンカーブが多く、しかも、冬季は豪雪に阻まれ半年間は使用不可能。両県にまたがる待望の国道開通ながら、交通不便きまわりなく、法面の崩壊、落石、雪崩など国道の維持管理費、災害復旧費がかさんでいた。通行可能な期間の短さから「半年道路」との綽名がつけられる始末だった。また、期待された経済効果も薄かった。このような事情を背景として、岩手・秋田両県の交通の利便性の向上と経済的効果を高めるため、昭和45年に岩手・竜川上流から貝吹岳北側の仙岩峠直下にトンネルを掘削して秋田・大平沢に抜ける国道の建設に着手。昭和51年に無事開通、現在の国道46号線となった。旧46号線は昭和51年に岩手・県道266号線として移管された。

バイクを走らせ国見温泉・石塚旅館を訪れると「走ったなあ」と気分はいいが、温泉に入れない。温まった体がバイクに乗ると冷える。風邪をひいてしまうからね。Carなら大丈夫だけど…。

(注)ヒヤ潟は湖だった。岩手県岩手郡雫石町橋場に位置し、岩手県と秋田県の県境にある国見峠から稜線を南に下った鞍部にあり標高830m。魚は生息しているのだろうか?、していたら感動ものだ。生物の生命力の凄さを感じる。

晩秋の国見温泉。10月末だけど紅葉が終っている。空が遠い。

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